LEA LEA 映像班は、2026年10月7日から9日までの3日間、長崎くんちに足を運び、写真と映像の撮影会を開きました。利用者さんとスタッフが一緒に街を歩き、この日ここでしか撮れない画を探した3日間の様子をお伝えします。
今年も「長崎くんち」の季節がやってきました
今年も「長崎くんち」の季節がやってきました。LEA LEA 映像班は10月7日から9日まで3日間にわたって足を運び、写真と映像の撮影会を開催しました。
LEA LEAは、長崎市元船町のフレス大波止ビル3階にある就労継続支援B型事業所です。映像制作や編集、音楽制作、デザインなどのクリエイティブな作業に取り組んでいます。くんちの3日間は、そんな事業所のすぐ近くで、街全体が祭りの空気に包まれる時期でもあります。
10月1日の開所2周年の日には、管理者とともに諏訪神社へご挨拶に伺い、くんちに向けた準備が進む境内や街の様子を目にしていました(2周年のコラム)。その準備の先にある本番の3日間を、今度はカメラを持って映像班として歩いたことになります。

寛永11年から続く、諏訪神社の秋の大祭
「長崎くんち」は寛永11年(1634年)から続く諏訪神社の大祭。毎年10月の7日・8日・9日に開催されています。
長崎伝統芸能振興会によると、二人の遊女が諏訪神社の神前で謡曲「小舞」を奉納したことが、長崎くんちの始まりと言われています。諏訪神社の公式サイトでは、長崎くんちは昭和54年2月3日に国の重要無形民俗文化財に指定され、荘厳な御神幸と国際色豊かな奉納踊により日本三大祭と称されていると案内されています。
同じく諏訪神社の案内では、初日の10月7日の午後に諏訪・住吉・森崎の3社の神輿が大波止のお旅所へ向かう「お下り」があり、9日の午後に本社へ戻る「お上り」が行われます。LEA LEAがある大波止は、くんちの3日間、神輿をお迎えする場所にもなっています。
58ヵ町の踊町と、今年の6ヵ町の演し物
現在、踊町(おどりちょう)は長崎市内に全部で58ヵ町あり、今年(令和8年)の踊町は6ヵ町。それぞれ個性的な演し物(だしもの)を披露しました。
長崎伝統芸能振興会の案内では、58ヵ町は7つの組に分かれていて、奉納踊を出す当番は7年に一度回ってきます。令和8年の踊町と演し物は、今籠町の本踊、油屋町の川船、元船町の唐船祭、上町の上町コッコデショ、鍛冶屋町の七福神寳船、筑後町の龍踊(じゃおどり)で、どの町も傘鉾とともに奉納しました。長崎くんちの演し物には、龍踊やコッコデショ、鯨の潮吹きなどがあり、同振興会はこれらの奉納踊が国指定重要無形民俗文化財になっていると紹介しています。LEA LEAのある元船町も、今年の踊町のひとつです。

シャギリの音色と、撮影に臨む気持ち
「シャギリ」と呼ばれる囃子の音色を聞いただけで心が躍るという長崎市民の方は多いのではないでしょうか。あらためて、このように人々に愛されている伝統的なお祭りを身近に体感できる幸せを噛みしめながら、撮影に臨みました。
7年に一度しか自分の町の当番が回ってこないということは、同じ町の演し物を次に見られるのは何年も先ということです。毎年開かれるお祭りでも、今年の顔ぶれで見られるのは今年だけ。カメラを向ける一瞬一瞬が、その年だけの記録になります。

利用者さんとスタッフで、街を歩いてシャッターチャンスを探す
今回は利用者さんとスタッフで一緒に街を歩き回り、各地でシャッターチャンスを探りました。
ただ演技の様子を撮影するだけではありません。移動中などの舞台裏や、普段と異なる街中の風景など、この日ここでしか撮れないような魅力的な画を撮影するために模索していきます。
奉納踊は、諏訪神社の踊場やお旅所、中央公園などで披露されるほか、町なかを回ることもあります。演し物が来るのを待つ人の表情、通りの飾りつけ、移動していく演し物の後ろ姿。踊場の正面だけでは見えない場面を探して歩くことも、撮影会の大切な時間でした。

長崎という場所で、撮影会を続ける意味
特別なイベントなどがなくても、長崎という魅力的な地において、こういった撮影会を行うことは非常に有意義な時間です。日常の中に新たな発見が生まれる瞬間や、一人ひとりの「やってみたい」という気持ちが生まれる瞬間を目標に、我々スタッフは様々な形でサポートさせていただきます。
LEA LEAの活動内容では、映像制作について、撮影計画から編集・納品までをチームで担当し、ロケ撮影にはスタッフが同行して安全面をサポートすると紹介しています。編集にはDaVinci ResolveやPremiere Proを使い、字幕やサムネイルなどの周辺制作も担当します。映像班の普段の作業の流れは、動画チームの一日でも紹介しています。
撮った素材は、これから作品に
今回撮影した素材は利用者さんと共有し、後ほど編集作業を行い、作品として投稿する予定です。お楽しみに!
3日間で撮りためた写真と映像の中から、どの場面を選び、どの順番でつなぎ、どんな音を合わせるか。撮影のあとには、素材を見返しながら作品の形を考えていく時間が続きます。撮影から編集、仕上げまでをチームで担当するのがLEA LEAの映像制作です。街を歩いた3日間は、これから形になる作品の最初の一歩にあたります。
一緒に撮影してみませんか
興味がある方はぜひ一緒に撮影してみませんか。LEA LEAでは、見学と体験を随時受け付けています。通所は週1日から5日まで、在宅での作業と組み合わせることもできます。来所のほか、Google MeetやZoomでのオンライン相談にも対応しています。ご本人だけでなく、ご家族や支援機関の方だけでのご相談も受け付けています。障害者手帳がない場合も、医師意見書などで利用できることがあります。
お電話は095-895-8625、見学のお申し込みは見学予約フォームから受け付けています。